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冷凍庫の在庫が回るマグネットボードの作り方、設計&改良記録。

冷凍庫見える化ボード つくる

我が家では最近、冷凍野菜の回転が悪く、冷凍自体がされなくなる問題が大きくなってきました。

何かしらの仕組みを導入しないと永遠の課題になりそうだったので、“冷凍庫の見える化”に取り組みました。

自分にとって時短の難関、料理

日々、端々の家事時短を目指して試行錯誤している私ですが、料理だけはあまり工夫ができていません。

離乳食期には冷凍作り置きも活用していましたが、最近は都度調理がデフォルトに。毎回献立を考え、保育園のお迎え後、子どもを見ながら作る一連の流れが負担に感じていました。

再挑戦して冷凍カット野菜のメリットを再認識

冷凍庫のカット野菜のイメージ
Image by Gemini

以前、野菜を買ってすぐにカットし冷凍保存する運用を試しましたが、活用しきれず挫折。

しかし久しぶりに人参や玉ねぎなどを切って冷凍してみたら、いざ調理に取り掛かるときの気が楽になることに気づき、再挑戦の気持ちが湧きました

スキマ時間で料理の工程をひとつ進めると、意外と次の料理がラクでした

なぜ冷凍野菜が活用されなかったのか

生鮮野菜のイメージ
Image by Gemini

理由は、すぐに冷蔵庫に新しい野菜が入ってきて、そちらを優先して使わないといけないから!

買い出しは主に夫が判断して行うのですが、その際に冷凍庫の中身が“見えていない”のです。

(買い物してきてくれるのは大いに助かってます)

後からやってきた野菜でも冷蔵のほうが悪くなってしまうので、結果として冷蔵→調理の通常運用に戻ってしまいます。時短したくても意味がないので、あきらめました。

“見える化”システム、やっぱりアナログで

この課題解決には「冷凍在庫を一目で見える化する」ことが必須です。

デジタルツールでの管理も検討しましたが、この課題は冷蔵庫周辺に限定されていることから、物理ボードを採用しました。

さらに、手書きメモではなくマグネットボードを作ったのは更新のしやすさのため。マグネットを移動するだけという簡易さで、習慣化を狙います。

シチュエーションを考えて最適なツールを選びました

材料と作り方

実際に使用開始した食材管理ボード
  • A4ブリキ板(セリア)
  • A4アートフレーム
  • マスキングテープ
  • マグネットシート
  • テプラ(手書きでも可)

私は以前使わなくなっていた保育園お仕度(大人用)のマグネットボードをリメイクして、在庫管理用に再利用することにしました。

ボード

  1. A4ブリキ板をアートフレームに入れます(ブリキむき出しだと縁や角が鋭利で危ないです)。フレームの透明板は外します。
  2. 細めのマスキングテープ(なければ切って調節)で「冷蔵」「冷凍」「ストックなし」の区切りを設置します。私は上下左右ともに大体1/2の位置で線を引きました。
  3. 「冷蔵庫」「冷凍庫」と見出しを設置。これはマスキングテープに書いて貼っても、次の食材マグネットの要領で作っても良いです。※食材とは色を変えるなどして区別する

食材マグネット

はじめに、今ある食材やよく使う食材をリストアップしておきます。

テプラの場合

  1. テプラでデータを作ります。マグネットの大きさは固定にして、文字サイズを調整するのがきれいです。(自分は12mm×32mmで作りました)
  2. 印刷します。
  3. 作ったラベルをマグネットシートに貼り付け、切り分けます。

手書きの場合

  1. マグネットの大きさを決め、必要数を切り分けておきます。
  2. マグネットに食材名を書き込みます。このとき、マスキングテープを貼ってその上から書くと書き直しが簡単です。(そのため、マグネットの幅は手持ちのマスキングテープに揃えると楽)

制作のポイント:管理対象とレイアウト

管理対象

このボードの管理対象は冷蔵庫と冷凍庫の生鮮食品のみ。それ以外は割り切って除外しています。

なぜなら生鮮食品以外もまとめて管理となると情報量が増えてしまい、運用しきれなくなりそうだからです。

夫からは作ってすぐにそれらも入れないかと言われましたが(言うとは思った)、機能は多けりゃよいわけではないので丁重に断りました。

買い物リストは元からアプリで管理しているため、不便はないのです。

レイアウト

作り方の通り、レイアウトはこうなっています。

  • 横長配置
  • 上半分の左側が冷蔵、右側が冷凍。
  • 下半分はストックなし

実は最初、ボード自体を縦配置で進めていましたが、冷蔵庫と冷凍庫の両方に同じ食材がある場合に対応させたく、複数マグネットを境界上に貼れるレイアウトとして今の形になりました。

これがなかなか上手くいったと思います。

運用後の変化と気づき

冷凍野菜の存在感アップ

当初の目的通り、冷凍食材が埋もれず使われるようになりました。夫が料理するときも使われています。

これで時短の工夫が軌道に乗りそうです!

また、冷蔵庫・冷凍庫にまたがってマグネットを置けるレイアウト設計が、地味にだいぶいいです。

献立が考えやすくなった

冷蔵庫を開ける前にボードを見て、献立を考えることができます。

冷蔵庫を開けて、中身を確認して、閉めて、考えて……としなくて済むので思考が途切れにくくなりました。(でもまだ慣れなくて冷蔵庫を開けてしまいます)

色分けで検索性向上

これは後から夫の提案で追加。

  • 野菜: 緑
  • タンパク質: 赤
  • 炭水化物: 白

とカテゴリ別にマグネットを色分けしました。

左角だけ控えめに色分けした食材マグネット

確かに整頓がしやすくなり、検索性も向上しました。

課題・今後の改善予定

  • 在庫更新を忘れがち: 冷蔵庫の扉には何も貼らない派の夫の希望をくんで壁に設置しましたが、少し目が届きにくい。慣れで解決できる部分でもあると思うので、続けて様子を見たいです。
  • マグネットがどこまで増えるかわからない: 今のところ、下半分のエリア余白は十分。新しい食材が入ったタイミングでサッと足していく予定ですが、これもしばらく様子見です。
  • 買い足しゾーンの追加検討: 下半分のエリア内に「もうすぐ切れる・買い足したい」ゾーンがあってもいいかも? ただし別途アプリで管理している買い物リストと被るので、本当に必要かは思案中です。
  • 見出しマグネットをちゃんとデザイン: とりあえずでマスキングテープに冷蔵庫/冷凍庫と手書きしただけなのを多少マシにしたいです。

まとめ

在庫の見える化で、冷凍庫に眠りがちだった食材が循環し、調理の負担も軽くなりました。

日々の献立作りや買い物もスムーズになり、心理的なゆとりも得られている気がします。

この仕組みが定着したら、次の料理時短の取り組みとして、冷蔵庫収納の改善にも挑戦してみたいです。

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